台風14号2005年09月05日 18時10分53秒

設置から3ヶ月あまり。「アサブロ」正式版の提供がスタートした。設置はしてみたけれど、ほったらかしにしておいたのだが、これをきっかけにぼちぼち書き込みをしてみようかと思う。

アメリカの大型ハリケーン「カトリーナ」の被災地情報が連日報じられていたと思ったら、今度は台風14号が日本上陸。猛威をふるって、すでにかなりの被害が出ているという。

この14号、風速25メートル以上の暴風域が、件の「カトリーナ」よりも大きいのだとか。中心の東側約300キロ、西側約260キロが暴風域になるという。最大風速もあちら55メートルに迫ろうという45メートル。それが、依然、強い勢力を保ったまま北上を続けている。

通常、日本付近に近づくにつれ、勢力を弱めていくというパターンが多いのだが、今年は熱帯地方の海水温が高く、日本沿岸の海水温も高いため、勢力が衰えず、より大きな被害を及ぼしているのだそうだ。水温が高ければ、そこから発生する水蒸気の量も多くなり、水蒸気が上空で凝結して雲になるときに発生する熱が、台風のエネルギー源になって勢力を維持しながら北上を続けるというメカニズムだ。

早い話が、昨今の台風の大型化は、地球の温暖化による影響が大きい。このまま温暖化が進むと、台風の強度は5-10%を増大するという予測もある。地球温暖化防止の掛け声は大きいが、日ごろの生活でそれを意識することはまだまだ少ない。エアコンの設定温度28℃も、気がつけば24、5度になっていることも多い。

この気がつかない間にというのが本当に怖い。14号が駆け抜ける今週の日本には、選挙という名のもうひとつの台風が通り抜けようとしている。こちらは日曜日の投票行為で、意思反映ができるのだから、台風が通り過ぎるのをひたすら待つというわけにはいかない。 台風一過、絶好の投票日和になることを期待して、スケジュール帳にきちんと予定を入れておこう。